子供が生まれて、離乳食が始まると気になり始めるのが歯の事では無いでしょうか!?
虫歯にだけはしたく無い…。
色々と心配事も増えますよね。
子供の為に歯に関する知識を少し増やしておきませんか!?
「同じお箸を使っては駄目」の事実
離乳食を始める準備や情報収集の時に
「親の唾液の虫歯菌がうつらない様に同じお箸は使わない、回し飲みはしない」
と書いてあったりしますが、離乳食を冷ます際に「フーフー」をしちゃっていませんか?
実はコレでも虫歯菌がうつってしまう場合があります。
子供がまだ動き回らない時期なら良いですが、動き始めるといつの間にか親のお箸を舐めていた。親のコップで飲んでいるということが起こってしまいます。
そんな時は「今まで色々考えて、一生懸命に虫歯にならないようにやっているのに…。アナタの為にやっているのに…。イライラ…。」
という状況に陥ってしまいがちです。
確かにお箸やコップは別の物を使って虫歯菌が入る頻度を減らしてあげることは必要です。
出来ればおじいちゃんやおばあちゃんのお箸は一緒に使わない方が良いでしょう。
ですが、ママやパパに関してはそれほど神経質にならずに出来る限りのことは心掛けるというスタンスで、ストレスにならない程度に
「同じお箸であげちゃった」というパパにも
「気をつけてよ~」くらいの感覚でいた方が良いのです。
100%を求めると子供も大人も疲れてしまいます。
ケアと早めの対策をしていれば虫歯にならないように予防することができますので、頑張り過ぎないようにしましょう。
市販の子供用歯磨き粉の落し穴
「子供用歯磨き粉と書いてあるから子供に使えばいい!」
これは何が子供向けにできているのかの問題について考えなくてはいけません。
まず、
■パッケージは子供が好きなキャラクター
■味もイチゴ味などの味が付いていて美味しい
■乳歯向けに研磨剤が少ない
この3つの要素で大体は子供用の歯磨き粉になります。
ですが、大事な事が多くの市販の子供用歯磨き粉には欠けています。
それは
「飲み込んでも大丈夫な食品レベルの原料ではない」ということです。
実は、一般的に歯磨き粉には発泡剤や清涼剤など色々使われており「ラウリル硫酸塩」という発ガン性が心配されるような成分も含まれていたりします。
大人の歯磨き粉にも入っていますが、「大人の場合は吐き出すから大丈夫だろう!」と言う観点からこういった成分が使用されているのです。
それなら、子供の場合はどうでしょうか!?
子供は4~5歳で口の中に唾液を溜めておく事が出来る様になりますが、それまでは飲んでは駄目と言っても喉に来たモノは全て飲み込んでしまうので吐き出す事が出来ません。
子供の歯を想って歯磨きをしているのに、極端な話、毒を飲ませているようなモノなのです。
子供が歯磨き粉を飲み込まないようになるまでの間だけでも、安心して使える成分で作られた歯磨き粉を使って上げて下さい。
日々の心掛けや、歯のケア用品
前述した「ケアと早めの対策」とは、虫歯になる原因を出来るだけ排除することです。
虫歯の原因にはジュースやお菓子がありますが、あげては駄目と言う訳ではありません。
長い間口の中に歯を溶かす虫歯菌を増殖させる原因物質を置かなければ良いのです。
朝ご飯⇒10時のオヤツ⇒お昼ご飯⇒3時のオヤツ⇒晩御飯
それぞれの食事やオヤツの間に大体2~3時間の間隔が空くと思います。
この間は何もあげず、口の中の再石灰化に任せて歯を守ってあげるのです。
ずっと口の中に食品が有ることが1番の虫歯の原因となります。
アメ玉一つ位ならとあげて、それを子供が噛んでしまうと奥歯には長時間アメ玉がくっ付いてしまうこととなり、虫歯菌が歯を溶かし始めるのです。
何か食べた後に口をすすがせるだけでも、虫歯の発生の抑制が出来ます。
「頑張ってたから何かご褒美をあげたい!」
「騒ぐからアメ玉をあげたくなる」
そんな時も多々あります。
そんな場合にあげるのであれば、歯に悪影響のない再石灰化を助けるキシリトール100%のタブレットがおすすめです。西松屋などで手に入り、普通のアメ玉より高いですが、歯へのダメージはゼロです。
また、まだ店頭では手に入りづらいですが、虫歯菌を退治してくれる8020菌というものを使っているタブレットもチュチュベビーさんから販売されています。
歯磨きの際には市販の歯磨き粉ではなく、虫歯菌を退治してくれる粉状の子供用歯磨き粉もありますので試してみるのも良いと思います。
子供の歯が虫歯にならない為には日々の心掛けとケアが大事です。
子供に無理がなく、親もピリピリ・イライラせず続けられるように完璧主義に陥らず、気持ちに余裕を持って虫歯対策を行ってあげましょう。
子供の歯のケアの際には子供にとって安全に使用できるモノを使ってあげて下さい。